ほっぺたの向こう

食にまつわるあれこれ.

STAUBで食べる!スモークサーモンとトマトの炊きこみご飯

ある時、TASTY JAPANさんのYouTube動画に鮭フレークとトマトの炊きこみご飯が載っていて、だんな氏が「これ、いいな」と色めき立った。

 

すぐに作ってみようという話になったけれど、ドイツでは鮭フレークが手に入りにくい。(アジアンマーケットになら売っているかも知れないけれど、基本的には鮭の切り身を焼いて手作りするしかない。)スモークサーモンなら近くのスーパーでいつでも買えるので、代わりにこの大人味の鮭を使うことにした。米も、せっかくなら多めに炊きたいよね。でもフライパンだとあふれそうだ。それならSTAUBでしちゃえ! ということになって、なかば勢いで作った記憶がある。

 

結果はと言うと、自画自賛したいほどのお味だった。以来、来客のある時や誕生日には、鮭とトマトと米のストウブ鍋が、テーブルの真ん中に鎮座している。作るたびに「美味しいね」と言ってもらえる、我が家の定番メニューになったのだ。

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作り方はいたってシンプル。ストウブにリゾット米3号を入れてお水570mlを注ぎ、粉状のコンソメ小さじ1.5をふりかけて、トマトを乗せ、スモークサーモンを散らして炊く。

 

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TASTY JAPAN では白米を使っているけれど、体感だとリゾット米の方が合うし、美味しく炊ける。トマトはひとつよりふたつ。真ん中にまるごと赤い物体が乗っている図は映えるものの、味を優先するならトマト数は多いのが良かった。スモークサーモンも、分量にこだわらず、あるだけたっぷりと入れる。

 

最初は強火にして、グツグツとしてきたら弱火にする。頃合いを見て火を消したら、しばらく蒸らして完成。シンプルだ。米の柔らかさを確かめたらトマトをつぶして混ぜる。食卓でつぶしても楽しいかも。

 

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ストウブは洒落たデザインなので鍋ごとそのままテーブルに出せるし、スモークサーモンのピンクとトマトの赤が華やかで、特別感も演出できる。バターを入れなくても、スモークサーモンがアクセントになって、物足りなさはない。ストウブは煮物やスープに適していると言われるけれど、お米を炊くときも活躍してくれる。芯から火が通って、ホクホクして、冬に恋しくなるメニューを作れるのだ。

 

ドイツは26日までがクリスマス。もはや忘年会的要素も含まれていたけれど、ロックダウン下で許されている範囲でささやかに集まり、食卓を囲んで、まさに! 同じ釜の飯を食う。穏やかで、温かいひと時だった。

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