1/7 語学は経験。
ドイツに来たときは宇宙人になった気分でした。ドイツ語はアルファベットだけど英語じゃない。何を書いてあるのかちっともわからなかった。
おまけに、日常で使う生きたドイツ語って辞書にはなかなか載ってない。備忘録的にブログに貯めていこうかなとつぶやいたら、旦那さんからツッコミが入りました。「語学っていうのは僕にとっては経験だから。ぼくは見ない。」と。
ネイティブの人と話すのが一番。暮らしに慣れてくると、言われた意味を実感します。たとえばショッピングしているときに「見ているだけです」と店員さんに伝える。小さい子に「こっちを見て」と言う。どちらも「見る」だけど前者は shauen 、後者は gucken 。ちゃんと使い分けがあって、どんな場面で誰がどう話しているか「体感する」ことが上達の早道なのだと。日本にいる間も、なるべくドイツ語を話す人たちとコンタクトをとってお喋りします。
2/7 テキストを書写
とは言え文法や単語は大切です。 テキストは基本中の基本で、かつ十分に必要なことが凝縮されています。書き写して自分のアタマとカラダに落としこむ。インプットの基本ですね。たいていCD-ROM もついているので何回もリスニングします。
3/7 むずかしい表現を使わない。
日常会話でも仕事でも、あくまで「シンプルにわかりやすく」を心がけること。自分が使える表現を見つけて身につけたら、それで十分! むずかしい表現を無理に使おうとしないこと。私たちはネイティブではない。その意味で、諦めも肝心です。
4/7 シャドウイング
中級B1を語学学校で終えたら、良いコンテンツをシャドウイングするのが効果的です。ドイツ語だとTop-Thema | DW がおすすめ! 意味を調べて文章を理解したら、ナレーションと同じスピードでスラスラ言えるようになるまで何度も繰り返します。テンポやアクセント、強弱をそっくり真似すればいい。むずかしい単語や表現はピックアップされて一覧になっていて、ドイツ語で意味が書いてある。これも利用しない手はありません。
5/7 分からなくても中級まで学習する。
分かんない! と思うところがあっても、少しならとりあえず初級から中級あたりまで進む。学び進んでいるうちに分かってくることもあるからです。初級を完璧にできるようになるまで何回も学習するより、先に進んでしまえ! というのが旦那さんの方式。
6/7 復習はしっかり。
私の場合、どんどこ進むと単語のアクセント、文法にもれや抜けが出てきてしまいました。基本文法で身についていない部分があるなら要注意。テキストやDEUTSCH LERNEN | DW を使ってもう一度復習しましょう。一度一回りしているので、最初から学びなおしても今度はラクです。
7/7 単語は少しずつ。
日本のように、この単語は初級、この単語は中級、なんて細かく決まっていません。あくまで日常やビジネスシーンで使えるようになることが目的。普通にテキスト以外の単語もテストに出るので、普段からちょこちょこ覚えること。男性名詞、女性名詞、中性名詞で混乱することもありますが、一日3つなら覚えやすい。気長にやります。
ツボはあっても魔法はない。引っ込み思案の私には辛いときもあるけれど、悔しいときにこそ伸びるもの。日々、やるだけです。